人生ミルフィーユ

日々のふとした瞬間の重なり。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

落ちてるようで落ちてない愛

テレビで観た、行列が出来るミートパイの店。いつもそこにあるであろう行列を仕切るポールが並んでいる。店はシャッターが閉まっているがあと10分で開店時間、どうせなら、と私が店の前に立つとただの通行人や、人との待ち合わせを装っていた人がキュー待…

人は自分の「普通」しか知らない

親友と一杯やろうと天ぷら屋に立ち寄った。注文した天ぷら盛合せを待つ間、瓶ビールを注ぎあい、時間を過ごした。彼は神主である。代々続く、自身の家の神社を継ぎ家族とともに暮らしている。私はサラリーマン家庭なこともあり、純粋な興味から宗教法人の経…

あたしの白い部屋

珍しく仕事が早く終わらせた。3時を過ぎたあたりからもう今日は集中できない、脳からそんな信号が出ていたけれどそれに気づかないふりをしてカタカタとキーボードを打ち眉間にシワを寄せて画面を睨んで過ごした。木曜日はにくらしい曜日だ。週の後半だ!と…

色褪せた花火

東京から実家に帰る新幹線の車窓。 乗車から時間が経つにつれ、吸い込まれるように暗い景色になっていくことで 日の入り時刻を過ぎ、 夜は夜らしく生活をしている町へ移っていくのだということを実感させる。 そう、夜は暗いもの。健全じゃないか。 昨日の夕…